石岡台地の紹介

あゆみ

石岡台地状況

令和5年3月31日現在

団 体 情 報

内    容

国営受益面積

7,180.5㏊

関係市町

石岡市、かすみがうら市、笠間市、小美玉市、茨城町、行方市、鉾田市

組合員数

10,727人

理事

定数 27/27名

監事

定数 4/4名

総代

定数 78/80名

職員

12名

あいさつ

 平素より石岡台地土地改良区の業務運営に対して、ご理解・ご支援をいただき厚く御礼申し上げます。

 さて、私こと、令和4年10月18日臨時理事会においてご信任いただき、理事長に就任いたしました。よろしくお願い申し上げます。

 近年、農業・農村は農業者や農村人口の著しい高齢化・減少という事態に直面しており、今日においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響の継続に加え、 ロシアによるウクライナ侵略等を背景として、燃料費高騰という困難に遭遇している状況であります。一方、政府は農業政策の指針となる「食料・農業・農村基本法」の改正に向けて、食料安全保障の強化を図るとともに、一次産業の持続的な成長を推進する必要があるとして、検討を進めているところです。

このようななか、理事長に就任し、管内6市1町の大切な農地という資源並びに1万人強の組合員に対する責任の重大性を痛感しているところであります。当土地改良区は昭和43年に設立され平成元年に国営事業を完了し、以来30有余年に亘りこの地域の安定用水供給を担ってまいりましたが、施設の老朽化など、諸問題が山積している状況であります。理事長就任にあたり、次世代にこの施設を継承していくためにも役職員一体となり、安定的な改良区の運営を図りつつ、国営施設等の更新事業を成し遂げていく所存であります。組合員の皆様並びに関係各位の皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ挨拶とさせていただきます。

理事長 島田 幸三

沿革

昭和27年

旧石岡市、旧玉里村にまたがる台地に用水事業計画を策定

昭和33年

大干ばつにより隣接町村が加入

昭和34年

石岡市、玉里村、美野里町、小川町、八郷町による
「石岡市他4カ町村土地改良事業推進協議会」が発足
その後、千代田村が加入

昭和35年

同上に岩間町が加入

昭和38年

「石岡台地土地改良事業推進協議会」に改称

昭和39年

同協議会に玉造町が加入

昭和40年

同協議会に茨城町が加入

昭和43年

「石岡台地土地改良区」を設立

梁田 正義理事長就任

昭和45年

国営石岡台地農業水利事業が着工

昭和53年

第1揚水機場通水開始

昭和55年

同協議会に鉾田町が加入

昭和55年

滑川 清理事長就任

第2揚水機場通水開始

昭和59年

第3揚水機場通水開始

昭和62年

計画変更概要公告

昭和63年

坂本 常蔵理事長就任

平成元年

国営事業が完了(工期19年)

平成3年

半田土地改良区と合併

平成7年

伊藤 光雄理事長就任

平成8年

島田 穣一理事長就任

基幹水利施設管理事業を代表市町の美野里町(現小美玉市)より受託

平成11年

中台土地改良区と合併

平成12年

国営造成管理体制整備促進事業を開始

平成24年

石岡台地土地改良区事務所移転

令和3年

維持管理計画書変更認可(南農土指令第1号)

令和4年4月

谷島 洋司理事長職務代理者就任

令和4年10月

島田 幸三理事長就任

 

石岡台地管内図

石岡台地管内図PDFファイル[4.5MB]

施設紹介

1.第1揚水機場

霞ヶ浦に面した取水口から取水する石岡台地用水の起点揚水機場であり、両吸込渦巻ポンプφ1,200×1,550kw×2台、φ700×550kw×2台が設置され、水田、畑地に最大10.6m3/s送水することができ、総延長は約50.2kmに及びます。
国営事業で造成された揚水機場は石岡台地管内の7市町が国から管理委託され、7市町代表の小美玉市から石岡台地土地改良区に操作運転管理が委託されています。

2.第2揚水機場(中央管理所)

この施設には両吸込渦巻ポンプφ1,200×1,200kw×2台、φ700×440kw×2台が設置されています。
第1揚水機場から送水された用水を中継し、美野里幹線、小川幹線用水路等へ送水します。第2揚水機場は中央管理所である水管理施設の親局として第1、3揚水機場のポンプ運転操作及び各分水工等流量調整を遠隔操作、監視による集中管理を行っています。

3.第3揚水機場

この施設には両吸込渦巻ポンプφ800×780kw×2台、φ500×240kw×2台が設置されています。
第3揚水機場のポンプは第2揚水機場(中央管理所)から遠隔で操作されるため、第1揚水機場同様に無人で運転することができ、第3揚水機場から送水された用水は千代田幹線、岩間幹線、柿岡幹線に分配されます。

4.吐出水槽

第3揚水機場から千代田幹線用水路に送水される最も高い位置に造成された調整水槽として、水位を確認しながら第3揚水機場のポンプ送水量を調整しています。

5.美野里17号支線揚水機場

美野里幹線17号分水工から遠州池に分水された用水は美野里17号支線揚水機場(φ350×75kw×2台、φ250×37kw×1台)から美野里17号支線用水路を介し、溜池、河川等に送水します。遠州池は白鳥が生息する憩いの場として利用されています。

6.柴間揚水機場

県営事業により造成された施設で県営瓦谷幹線に送水して6箇所の分水工から水路、河川に分水しています。これら分水工は親局である柴間揚水機場から遠隔操作により分水量を調整しています。